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ギアシャフトのカスタム製造

当社では、小ロット・多品種生産に対応したギアシャフトの注文を承っております。お客様のご要望に応じたギアシャフトを、高い技術力と品質保証体制のもとで提供いたします。

ギアシャフトの製造コスト

ギアシャフトの製造コストを算出する際には、部品の複雑さ、寸法、材料、技術的な工程数など以下の要素が考慮されます。
・材料費 
・部品の複雑さと設計工数
・加工工程と加工時間
・使用する機械設備
・ロットサイズ
・表面処理・熱処理
・品質管理・検査コスト
・検査、仕上げ加工、表面処理、梱包、輸送費用

ギアシャフトの種類

ギアシャフトは、ギア部(歯車部分)とシャフト部(軸部分)から構成される部品です。主な種類は以下の通りです。

•スパーシャフト:平歯車と組み合わせる一般的なシャフト。シンプルな構造で幅広い用途に適用。
•ヘリカルシャフト:はすば歯車を使用し、静音性や高いトルク伝達が求められる場面で活躍。
•カップリングシャフト:異なる回転要素を接続し、機械部品間の動力伝達を担う。

•クランクシャフト:ピストンの線形運動を回転運動に変換する湾曲形状のシャフト。エンジン設計などに使用。

  • ストレートシャフト:ギアボックスやチェーンドライブシステムで広く採用。

  • 回転シャフト:曲げ荷重とトルク荷重に耐える設計で、トランスミッションシャフトとして使用。

  • キー付きシャフト:回転コンポーネントの支持用。曲げ荷重を負担するが、トルク伝達はしない。

お客様のご要望に適した、あらゆる種類のギアシャフトを製造いたします。

ギアシャフトの製造工程

ギアシャフトは一般的に、以下の工程を経て製造されます。

  1. 前処理

    塑性加工を容易にするため、ボンデ処理(表面処理)を行います。

  2. 塑性加工(プレス加工)

    冷間鍛造により、粗形状を成形します。

  3. 旋削加工

    NC旋盤を使用して外形の切削を行います。

  4. マシニング加工

    キー溝などの部分的な加工を行います。

  5. 歯切加工

    ギア部分の歯を切削します。モジュールや諸元に合わせて適切に加工します。

    6. 面取り
    相手歯車との噛み合いを容易にするため、端面部を削ります。

    7. 品質確認
    完成品と図面を照合し、品質保証を行ってから納品します。

ギアシャフトの材料

ギアシャフトは高負荷で動作するため、早期摩耗を防ぐために適切な強度の材料を選択することが重要です。ギアシャフトの材料としては、ギアシャフトの用途や要求される特性(強度、耐摩耗性、熱処理特性など)に応じて選択されます。材料選択の際は、高い強度、優れた耐摩耗性、適切な熱処理特性、優れた機械的特性、低いノッチ感度係数などが考慮されます。

以下の材料が一般的に使用されます。
•軟鋼:一般的なギアシャフトの材料。
•合金鋼(ニッケルクロム鋼、ニッケル鋼、クロムバナジウム鋼):高強度が必要な場合に使用。
•炭素鋼(50C12、50C4、45C8、40C8):広く使用される材質。
•S50C:強度を要する機械部品向け。シャフトやボルト・ナットなどに適用。
•S55C:S50Cより炭素量が多く、硬度と耐摩耗性に優れる。

ギアシャフトの用途

ギアシャフトは、自動車のトランスミッション、エンジン、産業機械、航空機、建設機械など、さまざまな機械や機構で使用されています。用途や要求される特性に応じて、適切な種類のギアシャフトが選択されます。

金属製品の製造における豊富な経験があります

有川製作所は、金型設計製作と金属プレス加工を専門としております。また、様々な協力企業様と連携することで、あらゆる金属加工に対応いたします。

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